歯科技工士の年収
なかなか注目を集める機会が少ない歯科技工士。では実際のところどの程度の年収をもらっているのでしょうか。
歯科技工士の平均年収は347.2万円という数字が出ています。一般のサラリーマンの平均年収が約440万円ということを考えれば安いといわざるを得ないでしょう。専門学校に通い、国家資格を取得してこの年収では厳しいと思う人がほとんどのはずです。歯科衛生士の平均年収が約338万円といいますから、ほぼ同水準となります。
入れ歯や差し歯はもちろん、矯正装置の作成も行う歯科技工士。歯科医療の分野で非常に大きな役割を担っています。
とくに近年は審美歯科へと注目が集まっています。より美しく、違和感のない人工歯が求められているなか、歯科技工士はより高い技術力が求められるようになっています。またこの分野はつねに技術の進歩が行われています。最新の知識と技術を常に身につけ、ニーズに応えることも求められます。
そんな重要な役割を担っているにも関わらず決して高いとはいえない年収。そのため歯科技工士の離職率は非常に高くなっています。あるデータでは離職率が8割を超えているとも言われており、満足のいく職場で働けている人は驚くほど低いことがわかります。
技術力は世界でも指折りといわれている歯科技工士。にも関わらずそれに相応しい評価を得ていないのが実情。最近では人材不足が深刻化しているとも言われており、歯科医療に大きなマイナス材料となっています。今後技工料の変更など、本格的な対策が必要になってくるでしょう。